胃カメラで胃がんの早期発見を！原因と前兆症状にはどんなものがある？
胃がんになってしまう原因
胃がんは、胃の粘膜の細胞がなんらかの原因でがん細胞になってしまう病気です。原因は、ピロリ菌などに感染することで起こります。また、喫煙や偏った食事、飲酒の習慣などの生活習慣病も原因です。
ピロリ菌は胃の中で生きる悪玉菌で、慢性的に胃を荒らし胃壁のがん化を促進すると言われています。ピロリ菌に感染していなくても、過度なストレスなどが原因で胃がんを発症します。規則正しい生活を送ることで、胃がんは防止できます。
胃がんの前兆や進行スピード
胃がんの前兆は、消化不良や食後の膨満感、食欲の低下、胸焼けなどが挙げられます。下腹部にどっしりとした痛みが走るという報告もあります。しかし、初期症状は胃潰瘍などの症状に似ているため、判断が難しい病だと言われているようです。
胃がんは進行が遅い「分化型」と、進行が早い「未分化型」の2種類に分類されます。若い人に多いスキルス胃がんは「未分化がん」に分類され、早期発見が困難な上に進行がスピーディーな特徴があります。
胃カメラでポリープをその場で切除
がんは高齢者だけの病ではありません。若い人は細胞の循環が早く、がんも進行しやすい傾向があります。スキルス胃がんは、現在も多くの若者の命を奪い続けています。胃がんの原因であるポリープは、検査の段階で見つかった場合そのまま切除しなければなりません。
以前は入院が必要でしたが、医療の進化により日帰り手術も可能となりました。胃カメラは、胃がんなどの病気の早期発見に繋がります。胃に不調を感じたら、迷わず検査を受けることをおすすめします。